21周年?‼️

8月も終わり、9月に入ると毎年いつも初心を思い出し、また1年頑張ろうと思うのは、9月1日で、当店はお陰様で当店はオープンして21周年になるので、いつも色々と考えます。

通常なら21周年に何かするつもりは、なかったのですが、昨年2022年当店は20周年だったので、お店で別注企画を考えていたのですが、お店の状況や別注するにあたり、当店のような弱小ショップは、型から別注の場合、ロット(数)の問題で断念していました笑

〈細かいチェックなので遠めから見るとネイビー系の無地に見えるので、パッチワークのショーツと合わせても嫌味がないです〉

お店をオープンして10周年の時は、ポストオーバーオールズへ、別注させて頂いたので、名残惜しい気持ちでいました。

以前のブログで書きましたが、そちらをご覧頂けると幸いです。

〈左がアメリカ製のPOSTBD(私物)、右が今回のPOSTBD2で、主に、生産国の違い、前立てのボタンの数が違いまた身幅が広くなりサイズ感が違います〉

そんなブログでの経緯もあり、今年の春にポストオーバーオールズの展示会で、久しぶりに僕が以前から別注でやりたかった、POST BDが登場していました!

名前の通り、ポスト版ボタンダウンシャツです。

2006、7年頃に登場していたのですが、POST BDは、ドレスシャツがベースなので、元ブルックスブラザーズのシャツを生産していた、工場で生産していたのですが、その工場が廃業してしまったので、生産出来なくなり、ポストオーバーオールズのその後ラインナップから消えてしまってました。

〈インディゴベースに細かな格子のチェックは、着込むとインディゴの色が抜けて良い表情へ変化します)

残念だなーと思い、月日が立ち、今年POST BD2となって復活しました!

〈前立て裏はチェーンステッチです〉

僕は、元々、中学の時からボタンダウンシャツが好きで、ラルフローレン 、チャップスラルフローレン 、ブルックスブラザーズ、ペンドルトン、JPRESS、クリーブ、ガンバート、アイクベーハー、ギットマン、ジェームスモルティマなどなど、様々なボタンダウンシャツを着てきましたが、やはり今でも変わらず好きで昨今のシャツメーカーは、プライスが高騰していたり、廃業したりと、僕自身が着たい取り扱いたいとと思うシャツがありませんでした。

〈グリーンの印にガントレットボタンがないので、袖捲りがしやすいです。

唯一、毎年展開しているのが、レインスプーナーのボタンダウンシャツなのですが、アロハシャツなのもあり、ボタンダウンシャツでも全く別物として見ていました。

〈袖捲りしやすいので、真夏でも快適です〉

POST BDは、1940年代以前のドレスシャツをベースにデザインされた、シンプルでポストらしい作りとシルエットが気に入って、僕自身良く着ていました。

今回のPOST BD2の主な変更点は、生産がアメリカ生産から、近年ではお馴染みのNEWTRA3と同じドレス工場で仕立てた日本製になり、フィットが以前より身幅が広くなり、フロントのボタンが7個から6個に変わり、その他はデザイナー大淵氏が細かな微調整をしている点がなされており、アップデートされています。

そして、今回のラインナップの生地バリエーションを見ると、定番オックスフォードのホワイト、ブルー、ポストお馴染みのクラシックシャンブレー生地、ライトデニム生地が登場していました。

これはこれで良いと思い、その他のサンプルを見ていたら、ポストオーバーオールズ、30周年で登場していた、NO.1 SHIRTとNO.2 SHIRTに、ポストオーバーオールズならではの、インディゴベースのチェックが登場していました。

〈フロントのボタンは6つです〉

僕の中でポストオーバーオールズの生地と言えば、インディゴチェック地で、2000年以前までシャツは勿論、ジャケットなどに、様々パターンのインディゴチェックがラインナップされていましたね〜。

僕はこのインディゴチェックシリーズが大好きで、前回の10周年の時にやや大柄でデッドストックのインディゴチェック地を使用した定番ロイヤルトラベラーを、別注しました。

〈襟のロールは、綺麗です〉
〈ボタンは、約3ミリの肉厚な貝ボタンです〉

今回出ていたインディゴチェックは、少し前のコレクションのシャツに出ていた定番的なインディゴチェックと、NO.2 SHIRTのみに採用されていた、細かなインディゴチェックで遠くから見ると無地に見えるチェックで、僕はこの生地が強烈に気に入ってしまい、この生地でPOST BD2に落とし込みたいと思いました。

〈こちらがポストオーバーオールズの秋冬コレクションのNO.2 SHIRTに採用されているインディゴチェックです)
〈NO.2 SHIRT〉
〈背中のヨークは生地を2枚使用し肩周りの着やすさを考慮したスプリットヨークです。)

とりあえず展示会場で、このインディゴチェック生地で別注可能か、またロット(枚数)はどれだけ必要か確認し、展示会を後にし、お店に戻り色々と考えました。

〈バックヨークの両サイドに動きやすさを考慮したギャザーが施されています〉
〈袖口にも手作業によるギャザーが施されています〉

別注なので、今回のラインナップに出ていない生地をリクエストしても良かったんですが、ポストオーバーオールズ、大淵氏が30周年で登場させたチェックなのもあり、あえて今回のインディゴチェック地に決めました。

また、細かな指示や別注仕様のタグなど、こちらから、リクエストは出来ましたが、あえて何も言わず肝心のステッチの色も、大淵氏にお任せしました。

(裾の両サイドのマチの裏にスペアのボタンが大小付いています〉

別注なので、お店のカラーを出すのも良いと思いますが、長年デザイナーの大淵氏を見させて頂いておりますが、その時その時のムードでデザインし物作りをされているので、ブランドイメージもあり、あまり僕のお店のカラーは出したくなかったんです。

あくまで、ポストオーバーオールズのコレクションに出てそうな感じが良かったんです。

また、ポストオーバーオールズのブランドコンセプトの1つでもある、ありそうでないアイテムを別注したかったのも理由ですねー。

〈身頃両サイドは、極細の折り伏せの本縫いです。〉
〈生地は、張りがあり薄くもなく厚くもないオールシーズン活躍してくれるインディゴチェック地です〉

昔、僕がラルフローレン のインディゴチェックのボタンダウンシャツを着ていましたが、ボタンダウンシャツのインディゴチェックは、本当見ないんです。

本当にありそうでないボタンダウンシャツだと思います!

〈ポストオーバーオールズ初期のアーミーシャツに採用されていた、インディゴチェック〉
〈10周年の時に別注したインディゴチェックのロイヤルトラベラーで、かなり褐色しています〉
(中に着たバンドカラーのシャツの生地は、ポストオーバーオールズお馴染みのインディゴのギンガムチェックです〉

また、今回のインディゴチェックは、インディゴベースに1ミリ幅の細いホワイトの格子の様なチェック地なので、着込むとかなりインディゴが褐色し経年変化が期待出来ます!

このインディゴチェックのパターンも意外とありそうでないんです笑

早速、別注POST BD2を着て今回のブログ書いていますが、本当かなり良いです!

〈このインディゴチェックの色味が実際の色に1番近いです。因みにSサイズを着ています〉

トラッドでスポーツテイストなボタンダウンシャツに経年変化も楽しめ味わいのあるポストならではのワークなインディゴチェック地を使用した、ポストらしさもあり、僕がボタンダウンシャツ好きなので、ある意味当店らしくもある別注シャツだと思います!

〈インナーにボーダーTシャツを着ても纏まりがあります〉

生地も厚すぎず薄すぎないので、一年中活躍してくれるのは勿論、合わせやすいですし、品もあり、様々な着方が可能な他にはないボタンダウンシャツです!

ポストファンの方、オールドファンの方、ありそうでないシャツをお探しの方に是非オススメです!

以上が今回1年遅れの20周年別注、ボタンダウンシャツをリリースした経緯です!

〈当店別注、クルーザーシャツ2の玉虫タフタとの重ね着も良いですねー〉

結局、10周年の時と同じインディゴチェック繋がりの別注になってしまいましたが、今回のインディゴチェックは、画像で見るより実物の方がかなり雰囲気あって良いです!

今回の別注シャツの他にポストでは定番生地でもあるクラシックシャンブレーのインディゴカラーもございます。

〈経年変化が楽しみな定番クラシックシャンブレー〉
〈お気に入りのNEWTRA2のシャンブレー生地ですが、今回のPOSTBDと比較すると色が抜けてますねー〉

経年変化が楽しめ安定感抜群のシャンブレーボタンダウンシャツです!

後日スタイルなど、更新させて頂きます!

是非、ご検討の程、宜しくお願い致します!

今回の別注シャツ及び、シャンブレー生地は、下記です!

ポストオーバーオールズ

1283 POSTBD2ーインディゴチェック

1283 POSTBD2ークラシックシャンブレー

宜しくお願い致します!