KAVU-CHILLIWACK PANT-60/40-NAVY
アメリカ・ワシントン州北西部、ピュージェットサウンドに浮かぶ美しいサンワンアイランド。この島は、アラスカから下ってくる寒流も手伝いワシントン州でも有数の鮭の漁場であり、当然、鮭やその他の様々な魚やプランクトンを餌にする鯨やシャチの通り道でもあり、それらを観察するエコツアーやシーカヤック、ヨットなどが有名なところです。
KAVU社の創設者であり社長でもあるバリー・バー(Barry Barr)氏は、そんな自然の豊かなサンワンアイランドの漁師の家に生まれ育ち、その環境も手伝って幼少の頃より釣りが生活の一部でもありました。17歳の時に父親の勧めで漁船の購入と漁業許可を得て、サマーバケーションを利用しアラスカでサーモンを釣るため会社「ブリストル・ベイ・ボート」を自ら経営、不眠不休で働いていました。
日々過酷な気象条件のブリストル湾で鮭漁を行っている内にバリーはひとつのアイデアを思いつきました。それは、アラスカの過酷な環境にも耐えられ、頑丈で水に浮き、強い日差しと照り返しから目を守り、船上での漁作業中でも海上の強風に飛ばされにくいサンバイザーを作ってみてはどうか、というアイデアでした。後のKAVU社の看板商品となる「ストラップキャップ」の構想はこの頃からすでにバリーの頭の中にあったわけです。
そんな中、たまたまサーモン漁の最中に寄航した,とあるアラスカの港町でヨレヨレの年季の入ったサンバイザーを被る白髭をたっぷり蓄えた恰幅のいい老漁師を見て妙に感動し、やはり自分の漁師仲間らにも自分のデザインしたバイザーを被って作業してもらったらきっと喜ばれるだろうという確信を得たバリーは、彼のアイデアを実現すべく会社設立に本腰を入れ始め、1993年にKAVU社をシアトルにて設立するに至りました。
そこで出会ったのが、当時カンボジアからシアトルに移住をしてきた腕の良い縫製職人ソック・ホーン氏。彼も新天地を求めて遥か東南アジアからここシアトルへ移り、彼の技術を生かして縫製業を営み始めたばかりでした。そのようなバリーとホックはすぐに意気投合し、ホック氏の協力を得て、ベースボールキャップをベースに帽体をカットしウェビングテープを縫い付け後部でベルクロ留めをしたプロトタイプを作り、のちにウェビングそのもので調節できるように改良を加えストラップキャップは、次第にその完成度を高めていったのです。
ユニークなパターンのウェビングでのサイズ調節機能を備えた、今までにない全く新しいコンセプトを持つストラップキャップは、初年度はスキー市場、翌年にはアウトドア市場、特にカヌー/カヤックマーケットへと急速に浸透していき、サンバイザーの発展形としてKAVU社を代表するフラッグシップ商品となりました。実際このキャップは、1996年アトランタオリンピックにおいて米国カヌー&カヤックチーム公式ライセンス製品にも選ばれ、KAVUは一躍アウトドアブランドとしての地位を高めるに至ったのです。
ブランド名であるKAVUとは“Klear Above Visibility Unlimited” の頭文字を取って省略したもので、もともと”CAVU: Clear Above Visibility Unlimited” (視界良好の意)、という、航空機パイロットたちの間で使われていた航空用語的スラングでした。本来Klearの頭文字はCなのですが、いつも何にでもユニークさを求める彼は、CAVUという音の響きが気に入り、そのスラングをそのまま使うのもつまらないので印象を強める為に頭のCをKに変えました。自分自身がパイロットであり熱狂的なパラグライダーでもあるバリー(余談だが、彼の父親はハングライダー元世界チャンプ)ならではのネーミングでもありました。音的にも短く頭に残りやすく、かつ綴り的にも何だろうと思わせるこのブランド名は、こうしてあっという間に市場に浸透していったのです。
KAVUのサクセスストーリーは、ストラップキャップだけに留まりませんでした。質実剛健なキャンバス素材を大胆に使用したユニークなアウトドア・ライフスタイルウェアを独自のコンセプトの基に発表しました。例えばフォース10ジャケットやスローシャツなどは、彼の漁師時代の経験を十分に反映させたワークウエア的要素を取り入れています。特にスローシャツなどは、船上での漁の作業中に網がボタンなどにひっかからないようになるべく全体的にシンプルなデザインにし、かつ丈夫で長持ちするキャンバスを簡単に羽織ったり脱ぎ捨てたり(英語でそのコトを“throw”と表現します。)でき、いつでも手元においておきたい作業着というコンセプトで作ったりしています。他にもユニークなデザインのキャップ類、コットンT-シャツ、ウェビングベルト、キャンバスバッグ類、キーチェーンなどの小物類…と様々なアイテムをコットンキャンバス、竹繊維を原料としたバンブー、食物繊維セルロースから出来るテンセルやエコヘンプなど自然環境へ配慮した新素材を積極的に取り入れながらデザインしてきました。現在では、アメリカの全州、日本、ニュージーランド、韓国、メキシコ、コスタリカ、チリ、ペルー、カナダ、他ヨーロッパ15カ国以上でKAVUの製品は愛用され、オーストラリアの山岳レスキューチームなどにも採用されるに至っています。
*カブーから、2024年春夏コレクション、ブランドを代表する、定番チリワックパンツ
が今季も入荷致しました!
ブランド設立時から登場しております、90年代を代表するイージーパンツで、ユニークなフロントとバックポケットが特徴のデザインが人気のパンツです。
また、クライミングパンツに見られる股下のガゼットは動きやすさ考慮した作りとなっています。
フロントはジッパーフライでトップボタンは樹脂ボタンとなっています。
ウエストはゴム入りのナイロンウェビングベルトで調節が出来、最大10センチほど伸縮します。
ポケットはラウンドした大きめのポケットがフロントとバックに2つずつ計4つ付き、バックの右側のポケット中にもう一つ、小物などを入れられるポケットが付いています。
バックのポケットはマジックテープが付いており、物が落ちにくくなっています。
シルエットですが、腿はゆとりがあり、裾にかけてテーパードしており、裾幅は細くなっています。
素材には、クラシックなアウトドア素材で、お馴染みのコットン60%を横糸に・ナイロン40%を縦糸に使用し織られている、ロクヨンクロスを使用しています。
1960年代に登場したロクヨンクロスは、コットンが水を吸って膨張すると、糸の目が詰まり、水を通しにくくなります。
それにナイロン特有の防水機能が加わり、撥水性が生まれます。
その結果、濡れる事で防水性が高まります。
現在は、ゴアテックスなどの高機能素材がありますが、当時では画期的な透湿防水素材です。
ロクヨンクロス特有の光沢感や強度もあり、着こんで行く風合いもロクヨンクロスならではの素材となっています。
また、透湿性が抜群なので、さらっとした張りのある素材感は、蒸れが少なく、夏でも快適な着心地を提供してくれます。
そんなロクヨンクロスを使用したパンツは意外と見かけない魅力的なパンツで、定番のチリワックパンツと相性抜群だと思います。
非常に動きやすいシルエット、作りなので、普段使いは勿論、アクティブなシーンでも活躍してくれるかと思います
カラーも癖のないネイビーで合わせ易く、様々な着こなしに便利かと思います。
普段使いにかなり活躍してくれるのは勿論、1年を通して穿いて頂けるオススメのパンツです!!
*サイズですが、168センチ、体重58キロ、ウエスト78センチで、Mサイズを穿いて、ややゆとりのある丁度良いサイズ感です。
目安として、Sサイズで、ウエスト30~32インチ前後、Mサイズで32~34インチ前後、Lサイズで34~36インチ前後相当です。
穿き方などもございますので、サイズがご不明な御客さまはお尋ねください。
また、こちらのアイテムは、ジャパンフィットとなっており、アメリカ製のチリワックパンツと比べ、ウエストは変わりませんが、
ワタリから裾幅にかけて、テーパードが強く、裾幅が細くなっています。
また、股下も短めのショートレングスとなっています。
*こちらの製品は、ワンウォッシュ加工済みで、洗って頂いても極端な縮みはございません。
(サイズ)ワンウォッシュ
センチ *ワタリですが、股下に付いているガゼットを含んだ一番太い個所を計測しています
(S)
ウエスト:72~84(最大) 股下:76
ワタリ:36 裾幅:17
股上:24.5 総丈:99
(M)
ウエスト:74~88(最大) 股下:76
ワタリ:37 裾幅:17.5
股上:25 総丈:99.5
(L)
ウエスト:81~92(最大) 股下:77
ワタリ:38 裾幅:18
股上:26 総丈:101
(XL)
ウエスト:85~96(最大) 股下:77
ワタリ:39.5 裾幅:19
股上:26.5 総丈:101
*細かい画像など、ご希望のお客様はお問い合わせ下さい。
宜しくお願いいたします。
素材:60%コットン・40%ナイロン(ロクヨンクロス)
カラー:ネイビー
生産国;中国
<ウエストは、ドローコードのナイロンウェビングベルトで調整可能です>
<股下のガゼット>
<お馴染みのラウンドしたフロントとバックのポケット>
<右のバックポケットの中に、もう一つポケットが付いています>
<外側のシームの縫製はインターロックです>
<ロクヨンクロス> <ポケットのスレーキはメッシュとなっています>
<168センチ、ウエスト78センチで、Mサイズを穿いて、
ややゆったり目のサイズ感です>
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